雑記もろもろ。

オタク的所感の備忘録

FGO第2部1章をクリアしました。

終わりました。味わい深かった。
虚数潜行してる90日の間、

https://twitter.com/syatey_12/status/981381703796183041

これめっちゃ好きなんですけどそれはそれとして。


構図的には第1部の6章を彷彿とするもので、単純に叛乱を起こす者達のドラマ、って観点でみるとあれには遠く及ばないのですが、
第1部の世界を救う圧倒的正義の戦い、という構図の反転、オルタとしての物語としてみると非常に対称的で巧い、と思わせるものでした。
どの剪定事象から派生させた歴史を、白紙化した地球に根差させるか、というまだ目的はわからない対立の物語を展開するにあたって、
汎人類史はもはやあるべき歴史ではなく、対立する歴史達のの中の本来招かれざるひとつでしかないく、
そこにかつての人理修復のような圧倒的正義はなくただ相手を淘汰する事によって生き残るしかない、と。世界と世界の戦いなわけですね。


なのにカルデアがしている事と言えば、敵の歴史を否定していく過程で敵の歴史の住人を救おうとしている、という完全なる矛盾。
虐げられた敵の歴史の民にとっては一時の救いでしか、あるいは救いですらなく、むしろ一瞬の解放感の後に大きな絶望、世界の死へと叩き込まれるという最大限の不幸かもしれない、と。
かつての人理修復の戦いの1つのような、正義の流れの一環としての民の救済を求めていく中でそれが判明する、というのがとても無慈悲で、
しかしこれが最初の話だからこそこれからの戦いはこれまでのそれとは決定的に違う、という事をキャラ達にも物語の外の読者にも強烈に印象付けられる、という。
本当に巧い。
この先、今回のように圧倒的に恵まれてないわけでもない普通の、まさに無辜たる民の出てくる剪定事象もあろうけど、
その時に今回の物語を経たカルデアs達がどんな思いでどんな決断をしてくれるのか、今からとても楽しみです。


構図的なとこにもうちょっとこだわると、6章が世界を滅ぼさんとする乱心した王を、目的を同じくする者達が誅伐する、なのに対して、
これは今の世界を維持せんとする王を目的を異にする者達が一瞬とはいえ力を合わせて倒す、っていう毛色の違うものになっていて、
それをほぼ1人で画策、成立させたのがあのコンプレックスマン、ってのが非常に好きです。最後の力量差、ってところで一騎打ちには破れたとしても、
カルデアすらも利用して世界に叛逆していく強かさはこれまでのヘタレ系キャラにはない芯でちょっと舌を巻きました。
なんか生きてるからきっとこの先その頭脳を生かした計略的な活躍をしてくれると信じて。



キャラ的な話をすると仮面ライダー(ライダーではない)おいしいとこもっていき過ぎっすねーwっていう。
こんなに徹頭徹尾活躍しかしてないキャラが出てくるの初めてかもしれない
あとはなんかアクセスしてる復讐者さんと狂化isどこな超イケメン賢王様にマシュ「うおおおおおおおおおおおおおおおアクセスッッッッ!!!!」と楽しさよりどりみどりでした。。
ただ、オルタンテさんはあれオルタじゃなくてエリチャン的同名鯖かEXTRA的ネーミングでよかったんちゃうかなー?ってのはあのキャラを肯定的に受け止めた上では感じました。オルタ感なくない?


ダヴィンチちゃんの首から下にめっちゃそそるので寝ます