雑記もろもろ。

オタク的所感の備忘録

LIVE GATEの2曲目が好きすぎて好きすぎてしぬ、って話

Romancer's NEO!!!!!!!!!!!!!


衝撃でした。今回セトリ予想、みたいなのはほとんどしなかったんだけどそれにしてもなぜか頭から完全に可能性が抜け落ちてた。

開幕Vitallizationでそうくるのねうひゃー!!ってなって高まりました、さぁ次何くんのかな、
って思ってたらなんとなく聞こえてきた静かなギターのパッセージ、あの瞬間頭真っ白脳の処理が追いつかない。
テーン、って高音に上がった後の低音で全てを悟ってうわあああああああマジか!!って叫びながら頭抱えたんだけど、あの低音聞くまでの空白の一瞬が永遠にも感じ

いやーいい意味でセトリがアニクラだなー、ってのは最近よく感じます。
出雲の時も思ったけど最近セトリの端々にオタクを殺してふふっ、て楽しげに笑ってるようなつよいSっ気を感じるんです。これとかその典型。。。
その次のなのは厨ぶち殺しにきてる曲もその流れなんだけど、あれは自分的に色々抱えてる曲なんでコメントは控えます。
全てを言葉に変換しようと思ったらたぶん3日はかかる。
GATEが全部終わってからゆっくりとしんみりと整理していきたいな。でも聞けてとても嬉しかったです。



閑話休題僕この曲大好きで大好きでしょうがないんですね。これから垂れ流すのはこの曲のここが好き、これが素晴らしい、いやいやそれはねーわwetc
っていう色んな好きをただ垂れ流すだけの誰得文。かねてよりこの曲は生音で聞きたい!!と思っててそれは数年前に叶った事で成仏してたんだけど、
今回数年ぶりに生音で聞いた事で冥土から蘇って好きが爆発してるので以下徒然と垂れ流して発散します。



そもそもこの曲はなのぽGODのテーマ曲だったわけですが、奈々さんのラジオで初公開された時ってAメロからだったんですね。
あの時の感想は「いやこれ好き!なんだけど何でサビで流れぶったぎんの!?」ってもので、好きは好きだったんだけど程度で言うと中の上ぐらいでした。
これが激変したのがOP映像を初めて見た&イントロを初めて聞いた時で、それが今でも忘れない、秋葉原を走るバスを撮ったこの動画。
https://youtu.be/Cxz7Okz330w
音声は消されてたけど、1番が終わった後に終奏にとぶ、って構成です。

かっこよくない?!!ギターあまりにもKOOLじゃない!!?!!うわああああああああああ!!!!!!
って軽く発狂してその日1日中保存した動画リピートしてました。
音声被せてみたらわかるけど、メロディごとの合いの手のほぼ全てに激しい映像転換があるんですね。それとほとばしる疾走感。
基本的には止め絵の多いギャルゲ的OPなんですが、それがきっちりハマッてていいしイントロと終奏のどこか遠いファンタジー世界のような佇まいがとても好きです。



この曲のまず前奏、ギターは言うまでもなしとして、裏でティコティコいってる謎のリズムとそして吹き抜ける一陣の風、
その不思議な疾走感が一気に爆発して吹き上がって、舞い上がった何かが夜空に広がって溶けてゆくような味わい。
このメロディはエタブレの対になってるような気がします。
エタブレは前奏、空に向けて捧げた静かな祈りがだんだんと空を満たすように、祈りを起点に円形に加速度的に広がってゆくようなそんなメロディで、
対してこの曲は燻る熱情が何かを転機に空高く吹き上がって、それが夜空に舞い落ちてゆくうちに祈りへと昇華されてゆく、そんなイメージなんです。
夜空に抜けて溶けてゆく。よくわかんないかもしれませんが自分でもあんまりわかってません。


Aメロ、2回同じフレーズが繰り返されるんですが2回目に疾走感が出てくるのが凄くいいですね。またその疾走感に至る為のデッデッデッデーン、って合いの手が凄くうまい。
そして疾走感の裏で流れ始める裏メロディがまた凄く味わい深いんです。上松さんは基本的に裏メロの歌い方が凄く情感的で好きなんですが
ここも他に漏れずいい味わい出してますね。ただ疾走感を出すだけじゃ終わらない。


Bメロ、100点満点中1万点の素晴らしさなのでノーコメントです。素晴らしすぎます。ただ唯一、最後の合いの手が悪い意味で泥臭過ぎるようには…
これもまた上松さんの手がけるゲーム曲の傾向として、合いの手が泥臭過ぎるってのがあるんですね。少なくともオシャレではない。
それがハマッてる曲も数多くあるし嫌いじゃないんですが、このBメロはサビに向けての加速度、右肩上がりの溜めが凄まじいクオリティなだけに最後に泥臭く締まったのがちょっともったいないですねぇ。


そしてサビ、これは初めて聞いた時から衝撃でした。「えっ、何でBメロであれだけ盛り上げたのにリセットするの!!??!」って。
それまでの右肩上がりの熱情はどこへ消えたのか???なぜあの流れをぶったぎってまた静かな疾走感に戻るのか???
これに関しては未だに自分の中で完全な(ここ重要!!)答えは出てません。もし上松さんと話する機会があったらぜひ聞いてみたい。
ただ、Bからのサビって流れはともかくこのサビ自体は後から生きてくるんですね。後述します。

サビ自体は非常に好き……です。この曲は歌詞の情感だけじゃなくて、メロディラインと歌詞のシンクロ率が物凄く高くてそこも大好きなんです。
もう迷わないさ、と高く決意を掲げたり、未来は眩く輝いて君を待つ、というワードに乗せられた空に抜けるようなメロディ。
OP映像だとこの後終奏に繋がるんですが、そこで緑溢れるエルトリアが映るの凄くいいですね。夢見てた未来。


2番も基本は同じなので省略しますが、この曲の本領は2番終わった後の間奏からですね。3回かけてreflect&detonateされた熱情が最高にアツいギターに乗せて駆け抜けてゆく。
前奏は吹き上がるだけに終わるんですがここでは空を駆け抜けるまでに熱情が迸ってるんですね。
メロディの裏にあるほのかな切なさと相まって、リリカルなのはに相応しい素晴らしいメロディだと思います。



そしてCメロ。ここからがこの曲の真骨頂です。震える日は暖めよう、凍える日は隣にいよう、と大事な君に愛を語りかける流れと裏で静かに合いの手を入れるギターと。
単純にCメロだけ見た時に、はっきり言ってこのメロディはなのは主題歌最高傑作です。断言出来ます。
その後間違いなく人生で一番刺さったBRIGHT STREAMって曲が出てきて最高傑作ではなくなるのですが、あえて度合いをなのは的に可視化すると

SS Romancer's NEO
S+ ETERNAL BLAZE
AAA その他

ぐらいの勢いでBRIGHT STREAMがSSSSSくらい。

そしてCメロのリリカルなのはが終わった後に初めてあの静かめなサビが生きてくるんです。あの情感はそこに繋がるのか!!っていう衝撃。
君への思いを静かにそして高らかに謳い上げた後のあのサビのメロディは、Bメロからのそれとは違って何一つの違和感もなく繋がってます。
あれは最初からCメロありきで存在してて、あれが突然最初に出てくるのはいわばタイムトリップものの最初は意味がわからないけど後から分かる、
みたいな要素みたいなものなんじゃないかと。この作品自体が時系列の交錯を扱ってるのもあるし、そういったトリック的提示なんじゃないかな。


エタブレとの対比で見ると、2サビが終わって永遠の炎が高らかに燃え上がった後に再び静かで、でも熱を帯びた祈りが捧げられてまたサビへと繋がってゆく、
て流れがエタブレです。Cメロは美しいけどあくまで繋ぎ。対してこれはまずCメロの君への愛が存在してて、
そこを軸に広がっていった世界観がこのRomancer's NEOという曲なんですよ。
そしてさらに前述の2番サビ後の間奏、この熱情のベクトルはどこに向いてるか、
これは過去、というより始まりのCメロに向いたもので、あのメロディと3回の反芻反響&起爆は始まりへと至るタイムトリップという解釈が出来るのではないでしょうか。
最初にいきなり流れをぶったぎって示されたサビのルーツがここで明かされて改めてサビを提示する、っていう。そう考えるとトリッキーだけど好きです。うん。


終奏はもはや言うことはありません。ファルガイアもといエルトリア万歳。



ここまでたどり着くまでに3日もかかったけど、書いてるうちにタイムトリップものとかCメロが始まりの歌、みたいな頭の中に漠然と存在してた概念が
まとまったのでひじょーに満足してます。
ありがとうRomancer's NEO。そしてもしこの駄文ここまで読んでくれた方がいたら本当にありがとうございましたm(_ _)m
本当生演奏映えする曲だわぁ……